
79年にキング・レコードよりリリースされた「College Big Band Series」より、東京が誇る6大学の一校で
慶應、
早稲田と共に選ばれた法政大学のニュー・オレンジ・スイング・ジャズ・オーケストラによる「ハイヤー・グラウンド」
録音は78年12月26日、キング・レコードのスタジオにて吹き込まれたもので、アレンジは山木幸三郎。氏は高校を卒業後、プロのギタリストとして活動。20歳で宮間利之とニュー・ハードに入団し、同グループで作編曲を手掛けてきた人物。いソノ氏もライナーで一番好きなコンポーザーとし、そのことに嘘偽りはなく、実に素晴らしい仕事をしています。
冒頭タイトル曲はお察しのとおりスティービーの曲で、リズム・セクションのみテンポ設定があり、テーマをトロンボーンのソリを中心に示していますが、演奏然り、流石はタイトルに持ってくるだけある好演と存知ます。
Janis Ian「At Seventeen」をチョイスしたA2は、ビッグ・バンドでなかなかチョイスされないいわゆるポップスですが、全体的にボサノヴァ調の演奏でローズをフィーチャーしたアレンジが秀逸。ウッディ・ショウが
75年にMUSEより発表したアルバム・タイトル曲
「The Moontrane」カバーのA3は、エンディングにドラムブレイクを搭載した、A面の白眉に挙げたいアレンジ及び演奏です。
B面はアレンジャー、山木幸三郎の作編曲によるオリジナル。6曲からなる組曲「妖怪河童等今日何処棲(ようかいかっぱらいまいずこにすむ)」で、タイトルからも窺えるようにオリジナリティに溢れた好曲。最終章「戦勝祝ひ唄へ新国歌」が何と言っても素晴らしく、こちらも長めのドラムブレイクを搭載しています。
法政大学 二ュー・オレンジ・スイング・ジャズ・オーケストラ – ハイヤー・グラウンド '79 King
A1. Higher Ground
A2. At Seventeen
A3.
The MoontraneB1. 妖怪河童等今日何処棲
・第1章:河童渡来の地
・第2章:黙秘の夜旅
・第3章:亡霊の沼
・第4章:奥儀伝授式
・第5章:ネネコの泣節
・第6章:戦勝祝ひ唄へ新国歌
Credit;
Alto Saxophone – 関英雄、羽根川昇
Baritone Saxophone – 阿部健一
Bass – 青柳能明
Drums – 絹田治幸
Guitar – 山崎隆
Tenor Saxophone – 渡辺泰敏、鈴木孝宏
Trombone – 山崎靖幸、鴨井厚二、佐野寿之、嶋田佳起、
Trumpet – 高木勲美、宮本欣治、太田延幸、黒田啓
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