Dennis Coffey And The Detroit Guitar Band – Evolution
デトロイト・ギター・バンド名義でのデビューアルバムで、デニス・コフィの音楽キャリアではトリオ名義の「Hair And Thangs」('69)に次ぐ2枚目のアルバムとなる「エヴォリューション」 プロデュースはマイク・セオドアで、楽曲アレンジとソングライティングではA1, B3がセオドアとデニス。A2は本作で唯一のカバーで、他はデニスによるライティングで、A1「Getting It On」の冒頭ブレイクを聴いただけで本作への期待値はビンビン。パブリック・エネミーをはじめ、ミドルネタとして知られたナンバーです。A2は本作で唯一のカバー。Led Zeppelin「Whole Lot Of Love」を取り上げていて、こちらではノンヴォーカルでのアレンジ。A3「Summer Time Girl」はジャック・アシュフォードのパーカッションをフィーチャーしたほのぼのチューン。と油断させておいてUltimate Breaks & Beats, SUPER DISCO BRAKE'S収録のクラシック「Scorpio」へ続き、A5「Garden Of The Moon」はアコギがメインながらファジーなギターが絡む摩訶不思議曲で、P.M. Dawn「Even After I Die」で使われています。 B1「Impressions Of」もA1に近い雰囲気でギター・フレーズがかなりイケてございまして、途中のブレイク部もなかなかに面白い展開で聴き逃せない曲。こちらはSuprême NTM「Je Rap」でサンプリングされています。
B2「Sad Angel」はしんみりとしたピアノと泣きのギターによる演歌チューンw B3「Big City Funk」はこれぞデトロイトと言わんばかりの(勝手なイメージ)ファジーなサウンドで、B4「Wind Song」は久々にパーカッションをフィーチャー。ラスト「Good Time Rhythm And Blues」はタイトルにもあるようにBLUESフィーリングの曲で〆 グレイト!
Credit; Arranged By – Theodore And Coffey Bass Guitar – Bob Babbit Design – Maurer Productions Guitar [Alto], Sitar – Dennis Coffey Guitar [Baritone] – Joe Podorsek Guitar [Tenor] – Ray Monette Mixed By – Ray Hall Percussion – Jack Ashford Producer – Theodore Recorded By – Jim Burzzese