ACE WAX COLLECTORS でございます。本日の一枚でございますが、前のブロ
グでご紹介させていただいたものの、売れてしまいOut Of Stock状態だったのが
再入荷(下衆い太字)いたしましたので、改めてのご紹介でございます。
見覚えのあるジャケット・デザインは
BLUE NOTE の仕事でございまして、こちらは
Big John Patton「Let 'Em Roll」('65)のパロディでございます。それは兎も角、
本作は鈴木雅尭氏と水谷幸正氏によるユニット、ピーナッツ・バター・ワークショップ
の記念すべき
デビューEPでございます。そして恐らくPBW名義でのアナログ音源は
本作のみと存じます。個人的な見解でございますが、まず、本作のリリースは21世
紀目前の2000年。クラブJAZZ及び
FREE SOULシーンは過渡期を迎え、生音系は
ブラジル音楽(所謂ボッサ)が持て囃されていた時期のように記憶してございます。
本作もまたそれに付随するような作品の印象でございますが、凡百のアーティスト
とは一線を画すセンスがキラリと光っていたのが他でもなくPBWであり、April Set
の鈴木雅尭氏だったように思います。これまでのクラブJAZZでは、女性の声のナ
レーションと申しますと、十中八九フランス語でございましたが、本作A-2のように
中国語や韓国語をフィーチャーするセンス、April Setでは
吉田拓郎「雪」を
カヴァー
する等、
岩村学(彼もまた時を同じくして2000年)然り、これまでのJAZZシーンに
新しい風を吹き込んだ、日本が誇るべきアーティストの一人と存じます。
Peanut Butter Workshop - Et Voila! 2000 Low Blow
A-1. South Of The Border, Under The Sky (Storm Of Guitar Mix)
A-2. Remembrance
A-3. The Front Page
B-1.
Bossablanca - Rica's Dream -
B-2. Farewell My Lovely
B-3. Et Voila!
Personnel are;
All Song Writen & Produced By - Masanori Suzuki
Bass, Guitar, Synthesaizer & Percussion - Yukimasa Miztani
Dj - Masanori Suzuki
Drums & Percussion - Kohei Honjo
Guitar - Kenji Nishii (B2)
Horn Section - Super Sonic Ensemble
Keyboards - Noboru Abe (April Set)
Piano - Shinichi Tsukamoto (B2)
Poet - Lee Wan Chun (A3)
Progrummed & Mixed By - Yukimasa Miztani
Vocal - Kawori (A3), Tsukushi (A2, B1)
Vocal & Percussion - Carlos Meguro
Price:
1500yen レコードのご注文及び詳細は
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