ACE WAX COLLECTORSでございます。とうとうこのお方も... 当方が最も好きな
JAZZトランペッターでありリアル
BLUE NOTEアーティスト、
ドナルド・バードが今月4日亡くなったそうでございます。享年80歳。
故人を偲んで、バップ期より第一線で活躍してきた彼でございます故、名盤の誉れ高いアルバムは数多ございますが本日はこの一枚を。
バードは55年に初リーダーアルバムをトランジション・レーベルから発表、58年に「Off to the Races」でBLUE NOTEデビューいたします。中でも「Fuego」('59)はバードのハードバップ期の代表作として知られ、リーダー作の他にサイドメンとしての録音も数多く残してございます。そして60年代に入り、彼にとって、JAZZシーンにとっても初めてといっていいであろうゴスペルの要素を融合させたアルバムが本作「ア・ニュー・パースペクティブ」でございます。
そして今回の実験に立ち会ったメンバーでございますが、アレンジャーにはJAZZ界きっての洒落者
デューク・ピアソン、ペースにブッチ・ウォーレン、ドラムはレックス・ハンフリーズ、ピアノに
ハービー・ハンコック、テナーにハンク・モブレイ、ギターがケニー・バレルといった錚々たる顔ぶれ。鉄壁の布陣で臨んだアルバムなのでございます。
ソング・ライティングはバードとピアソンでございまして、A面とB2はバード作。特にA1は本作を象徴するような素晴らしい楽曲と存じます。B1, B3はピアソン作で、B1は多くのアーティストにカバーされサンプリングソースとしても人気のナンバーでございます。針が中心へ近づくにつれ泣けてまいりました。謹んでご冥福お祈り申し上げます。
Donald Byrd Band & Voices – A New Perspective 64 Blue NoteA1.
ElijahA2.
Beast Of BurdenB1.
Cristo RedentorB2.
The Black DiscipleB3. Chant
Personnel are;
Arranged By – Duke Pearson
Bass – Butch Warren
Directed By [Voices] – Coleridge Perkinson
Drums – Lex Humphries
Guitar – Kenny Burrell
Piano – Herbie Hancock
Tenor Saxophone – Hank Mobley
Trumpet – Donald Byrd
Vibraphone – Donald Best
「Cristo Redentor」サンプリング例
・DJ Shablo「Passion Troubles」('05)