
本日は
故人を偲んで。Verveレコードに別れを告げ、ゲイリー自ら設立したレーベルがSkye(スカイ)。レーベル初のレコードはCal Tjader「Solar Heat」(SK-1)で、本作は2枚目にあたるGary McFarland & Co.名義では唯一のアルバム。そのSkyeですが、活動期間は前述
カル・ジェイダーのレコードを68年にリリース、翌年の自身のアルバム「America The Beautiful」を最後に僅か2年間で、タイトル数にして21タイトル。"短命なレーベルだったんだな、ていうかゲイリーって意外と作品が少ないな"と思いながらあれこれ調べていると、それもそのはず。71年の本日、38歳の若さで亡くなっていたのでした...
今現在生きている我々にできることと申しましたら彼のレコードを聴くことで、冒頭曲はビーチ・ボーイズの代表曲である
「God Only Knows」をカヴァー。オリジナルは清涼感のあるコーラス・ワークが爽やかな印象的ですが、本作のインストによるソフトながらも切ない気持ちにさせる演奏がゲイリー節炸裂の好バージョンと存じます。
尾崎紀世彦のデビュー・アルバムの記事でも登場したA2「By The Time I Get To Pheonix」もサックスが主旋律を奏で、途中の口笛もたまらない、朝はこんな曲で目覚めたいと思わせる一曲。当時のヒット曲
Spanky & Our Gang「Sunday Will Never Be The Same」カヴァーのA3ではさらに口笛をフィーチャー。全体的にはソフトな演奏ながらドラムがやけにリズミカルと思ったら、盟友
グラディ・テイトの仕業。A4「Lady Jane」もまた、ていうかゲイリーのライティングによるB1「Flea Market」以外はカヴァーで構成されています。
当店的には
The 5th Dimensionでお馴染みの「Up, Up And Away」カヴァーがソフトなコーラスとソプラノ・サックスによるメリハリとでも申しましょうか。彼の真骨頂的な表現であり、本作のハイライトと存じます。
Gary McFarland & Co. – Does The Sun Really Shine On The Moon? '68 SkyeA1.
God Only KnowsA2.
By The Time I Get To PheonixA3. Sunday Will Never Be The Same
A4. Lady Jane
A5.
FlamingoB1.
Flea MarketB2. Here, There And Everywhere
B3. Three Years Ago
B4. O Morro
B5.
Melancholy BabyB6.
Up, Up And AwayCredit;
Bass – Chuck Rainey, Richard Davis
Design – Robert & Barbara Flynn
Drums – Donald MacDonald, Grady Tate
Engineer – Dave Sanders
Flugelhorn – Marvin Stamm
Guitar – Sam Brown
Organ – Warren Bernhardt
Photography By [Back Cover & Liner] – William Levy
Photography By [Cover] – Robert Houston
Soprano Saxophone, Flute – Jerome Richardson
Vibraphone – Gary McFarland