満を持しての登場。我が国最強のインディペンデント
JAZZレーベルである
スリー・ブラインド・マイスの記念すべきレーベル第一号のレコード、峰厚介クインテット「MINE」「マイン」ではございません、あしからず...
本作の内容でございますが、収録曲はA2のみ
Joe Henderson「Isotope」のカヴァーでございまして、あとの3曲はこのクインテットのオリジナル・ナンバー。A1は峰厚介の作曲でございまして、
スピリチュアルでありながらファンキー、でもってクール。且つ日本人ならではの生真面目さを感じるサウンド。レーベルのオープニングを飾るに相応しいナンバーと存じます。A2は前述の通りカヴァーでございますが、アップデイトされたというよりは普遍性を手に入れたとでも申しましょうか。個人的にはオリジナル超えの好アレンジ&名演と存じます。
B1, B2はピアニスト市川秀男の作曲でございまして、B1は本作きっての長尺曲。14分弱に及ぶ大作でございますが、作者によりますと「ドリーム・アイズ」とは「女性に好かれる男の眼差し」のことだそうでございます。で、B2は「光年」のような時間の単位を現す言葉だそうでございます。
西沢勉によるシュールなジャケットワークも素晴らしく、
日本のJAZZの夜明けを告げ、日本のJAZZここにありと世界に知らしめた、ワールド・スタンダード盤と存じます。ちなみに今回UPのレコードはレコード番号15PJ-1021の2ndプレス盤でございます。
Kosuke Mine Quintet – Mine ’70 TBMA1.
Morning Tide A2.
Isotope B1.
Dream Eyes B2. Work Ⅰ
Credit;
Produced By - Takeshi Fujii 藤井武
Recording Engineer - Katsuo Okawara 大河原克夫
Assistant Engineer - Yoshihiko Kannari 神成芳彦
Art Director - Tsutomu Nishizawa 西沢勉
Alto & Soprano Saxophone - Kosuke Mine 峰厚介
Trombone - Takashi Imai 今井尚
Fender Piano - Hideo Ichikawa 市川秀男
Bass - Takashi Mizutani 水谷孝
Drums - Hiroshi Murakami 村上寛