本作の演奏者ですが、クレジットには"日野皓正とオールスターズ"とありますが、その"オールスターズ"がどのようなメンバーかわかりません(汗) それと録音時期、帯には"若き日の熱演"とありますが、"どのくらい若き"なのかも不明(泣)
とりあえずその内容ですが、06年に発売された「ダイヤモンド・ベスト 哀愁のトランペット ベスト」なる
コンピレーションCDに本作収録のA3, A7, B1, B5, B6, B7が収められています。そのCDを聴いて確認したわけではないですが、おそらく同じヴァージョンと思われます。で、問題なのはその楽曲チョイス。本作はスタンダードを中心とするカヴァー集で、ほとんどの楽曲を中島安敏、A6, A7, B1, B6, B7を伊部晴美がアレンジを手掛けております。そして本作の本命を挙げるならば伊部氏のアレンジによるA6「More」カヴァー。 当方の大好物でございますが、現段階ではかなり上位に食い込む、一聴素朴ながらタイトルそのままに"青春のトランペット"な印象の素晴らしいヴァージョンと存じます。前述のコンピでございますが、6曲もチョイスするのであればどう考えてもこの演奏は外せないと気がいたします。ていうか、選考に漏れている楽曲のほうが当方としましては秀逸と存じます。これでは再発されたうちに入らないとの判断から当ブログのカテゴリーでは「
未再発」とさせていただきます。
兎に角、全体的に
ジャズというよりは
イージーリスニングの雰囲気ですが、一般に知られた氏の諸作とはまた違った味わいの素晴らしい一枚!
日野皓正 – 青春のトランペット 19? PolydorA1. サマータイム
A2. 殺し屋のテーマ
A3. ハーレム・ノクターン
A4. ヘッドライト
A5. ピーターガンのテーマ
A6.
モアA7. 白い夜霧のブルース
B1. 夜空のトランペット
B2. 死ぬ程愛して
B3. 危険な関係のテーマ
B4. 恋のブルース
B5. ロンリー・ワン
B6. 悲しみは星影と共に
B7. 別 離 (わかれ)
Credit;
Arranged By - 中島安敏 Yasutoshi Nakajima, 伊部晴美 Harumi Ibe
Performed By - 日野皓正とオールスターズ
- その他のヒノテル作品 -・
Terumasa Hino Quartet「Alone, Alone And Alone」('67 Takt)・
Terumasa Hino「Feelin' Good」('68 Takt)・
Terumasa Hino Quintet「Into The Heaven」('70 Takt)