和ジャズと言えば外せないレーベルのひとつが
スリー・ブラインド・マイス。TBMの略称で知られる日本最大のインディペンデント
JAZZレーベルは熱狂的なJAZZファンである藤井武、佐賀和光、魚津佳也が共同で1970年6月に設立。その音を支えたのは名エンジニアの誉れ高い、和製
ルディ・ヴァン・ゲルダーこと神成芳彦。彼が手がけたガッツのある音質は、究極のJAZZサウンドのひとつと言えると思います。また、アルバムのジャケット・デザインも秀逸なものが多く、歴史の長さ、タイトル量こそ敵いませんが、その真摯なアティテュードは
BLUE NOTEに勝るとも劣らない、我が国が世界に誇れるレーベルであり、そのTBMの19番目の作品が73年リリースの本作、福村博の
初リーダー作でございます。
メンバーは同じくトロンボーンの
向井滋春にピアノ田村博、ボトムスはベースの岡田勉、ドラムス守新治。
渋谷ジャズ維新で竹村延和氏がセレクトしていたA1が向井、A2が福村によるオリジナル曲2曲、B面はB1が英国のバリトン奏者John Surman作「Winter Song」, B2は
John Coltrane「Giant Steps」より「Cousin Mary」, B3は「ティファニーで朝食を」などで知られる巨匠
ヘンリー・マンシーニが音楽を担当した映画
「Soldier In The Rain」のカヴァーを収録。
音、ジャケ共に素晴らしい
和JAZZアルバムの見本の様なレコードでス!
福村博クインテット (Hiroshi Fukumura Quintet) – S.T. '73 Three Blind MiceA1. Morning Flight
A2. Imagination, Opus Ⅰ
B1.
Winter SongB2.
Cousin MaryB3.
Soldier In The RainCredit;
Trombone - Hiroshi Fukumura & Shigeharu Mukai
Piano - Hiroshi Tamura
Bass - Tsutomu Okada
Drums - Shinji Mori
Producer - Takeshi Fujii
Recording Engineer - Yoshihiko Kannari
Art Director - Tsutomu Nishizawa
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