ACE WAX COLLECTORS でございます。再びジェームス・チャンスのレコードを。
とその前に、本日はジェームスの誕生日でございます。57歳、もうすぐ還暦っス。
そして来日ツアー目前!てことで、テンションを高めるのと彼の誕生日をお祝いする
意味を兼ねてこの一枚をご紹介。S.O.B., GAUZE, OUTO, LIPCREAM, BORE
DOMS等を輩出した日本(大阪)の80'sハードコア~アングラシーンのレジェンダリ
ー・レーベルSELFISH。本作は86年に同レーベルよりリリースされた正真正銘、
奇跡のデッドストックでございます。James Chance a.k.a. James White。
彼は熱心な
JBのファンでございまして、ホワイトのネーミングもJBの白人版ってこと
でつけたものでございます。てな訳で
「Super Bad」,
「Cold Sweat」のカヴァーを
収めた貴重な一アルバムでございます。A-2のタイトル曲はJWのライティング。
XTCやNo Means Noあたりに通じる(ていうかこっちが先)サウンドと存じます。
A-3はHarry Warren, Al Dubin作、34年の映画「Moulin Rouge」で
Consta
nce Bennettが初めて歌い、その後は
Tony Bennettなど数多のJAZZシンガー
に歌い継がれ、78年にはプログレ畑のバンド、Cafe Jacquesもカヴァーしてたり
でございますが、本作でのアレンジ、否、壊れっぷりも聴きものでございます。
A-4は再びJWのライティング。彼が打楽器の如く奏でるキーボードの音色にウェン
ディ・ホワイトロウ(女性:詳細不明)のヴォーカルをフィーチャーしたオルタネイティブ
なフィーリングが渋い好曲と存じます。レコードをひっくり返しまして、B-1は前述の
とおりJBのナンバーでございますが、こちらは比較的オリジナルに忠実なカヴァー
と存じます。B-2はHolt Marvell, Jack Strachey & Harry Linkがミュージカル
「スプレッド・イット・アプロード」('35)のために書いた曲でございまして、
ベニー・
グッドマン楽団がヘレン・ウォードの歌で紹介し、ヒットしたナンバーでございます。
ラストはJWライティング。これまたNEW WAVEながらもファンキーさを兼ね備えた
好曲と存じます。改めてSELFISH、素敵な
レコードを有難うございます。
James White and The Blacks - Melt Yourself Down '86 Selfish
A-1.
SUPER BAD
A-2. MELT YOURSELF DOWN
A-3.
BOULEVARD OF BROKEN DREAMS
A-4.
HOT VOODOO
B-1.
COLD SWEAT
B-2.
THESE FOOLISH THINGS
B-3. HELL ON EARTH
Personnel are;
Alto Saxophone, Keyboard & Vocal - James White
Backing vocal - Disco Litas
Bass - Rodney Forstall
Drums - Lenny Ferrari
Drums & Congas - Ralph Rolle
Guitar - Jerry Agony & Chris Cunningham
Wendy Whitelaw - Lead Vocal on "Hot Voodoo"
Price:
SOLD!