70年代はアメリカで
高橋真理子(「桃色吐息」の人ではない)等とブラウン・ライスを結成。ミュージシャンズ・ユニオンカードを取得する等、数々の輝かしい業績を収め帰国した惣領泰則が77年にソロアルバム「Wings Of Love」を発表し、同年前述のブラウン・ライスのメンバー等と結成したのがジム・ロック・シンガーズで、本作は彼らの
デビューアルバム!
見るものを挑発するかの如く"あっかんべ~"をする美人が描かれたジャケット、デビュー作なのにタイトルが「グッドバイ!グッドバイ!グッドバイ!」だったり、レコードを手に取っただけではまるで意図が読めない状態。グループ名がジム・ロック・シンガーズというくらいだからそれは
ROCKなサウンドなのだろうと思い、針を落とせば広がるノスタルジーな和製ソフト・ロックの音世界。ずばりジャケットが放つイメージとは真逆の印象です。本作を聴いた個人的な感想を述べるならば、"世界的に評価されるレコードではないかも"といったとこでしょうか。
上から物言いで恐縮ですが、食べ物で例えるなら、オカンが持たしてくれた塩むすびをパクついたときのなんとも言えないほっこり感とでも言いましょうか。現在では人の手で握られた(親でさえも)おにぎりが食べられない若者が増えてるそうですが、食べれなくても仕方がない子供に育てた親に問題があり、それで良いとしてる本人も問題あり、時代は変われど食べ物の好き嫌いの範疇を超えた、その事実が信じられないのが常識(世界的に)だと思います。オニギラズ、キャラ弁の昨今、このような物言いは時代遅れなのかもしれませんが、そもそもレコードを聴いている時点でそのつもりですし、派手な見栄えや物事にしか興味が湧かない感覚では、素朴なものだからこその良さや愛おしさは感じ取れないかなと。とりあえず、おにぎりが食べられない(アレルギーを除いて)日本人には判り得ないであろう本作は、今現在も
未再発でございます。
Yasunori Soryo & Jim Rock Singers – Good-Bye! Good-Bye! Good-Bye! '77 VictorA1.
Love MemoriesA2.
City Lights By The MoonlightsA3.
ウイスキー・ララバイA4.
水芭蕉A5.
上を向いて歩けない、休みながら歩けないB1.
I Couldn't Say Bye To HimB2.
珊瑚礁よ永遠にB3.
Indian LoveB4.
Wings Of LoveB5.
Good-Bye! Good-Bye! Good-Bye!Credit;
Drums – Yasushi Ichihara
Electric Bass – Shogo Kindaichi
Flute – Takeshi Oyama, Takeshi Shinohara
Guitar – Gen TaKayama, Yasuhiko Tsumura
Harmonica – Kouichi Matsuda
Harp – Keiko Yamakawa
Keyboards – Akira Inoue
Lyricon – Takeru Muraoka
Oboe – Hiroyuki Ban
Percussion – Tadaomi Anai
Producer – Makoto Hasegawa, Yasunori Soryo
Soprano Saxophone – Eiji Toki, Takeru Muraoka
Steel Guitar – Ritsu Murakami
Strings – Ohno Group, Tamano Group
Written-By – Yasunori Soryo
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