「College Big Band Series」の西軍?より名古屋の名門校、愛知学院大学のスィンギング・オール・スターズによる「ナイト・スプライト」
指揮とアレンジは同校のOBである藤崎邦夫で、純度100%の愛知学院大学のスィンギング・オール・スターズ・サウンドを奏でています。
冒頭タイトル曲はフュージョンJAZZの傑作
Chick Corea「Nite Sprite」カバー。ライナー(いソノてルヲ氏)にも「スインギング・オール・スターズの特色を最もよく発揮した作品」とあり、おっしゃるとおり!
マーティ・ペイチが
メイナード・ファーガソン楽団の為に書いたモダンなバラードのA2「Lonely Time」, ディジー・ガレスピー作アフロ・キューバンJAZZ傑作A3
「マンテカ」, 演奏がやや几帳面過ぎるような気がしないでもないのでございますが、よか塩梅でございます。A4は、ホーギー・カーマイケルが27年に発表したスタンダード曲。ヴォーカルのバージョンでポピュラーな楽曲でございますが、本作では
テッド・ヒースのアレンジを意識した演奏を披露してございます。
レコードをひっくり返しまして。B1「水底の都 Minazoko No Miyako」は前述の藤崎邦夫のペンによるオリジナル曲。なんでも氏は愛知学院大学を卒業後、国立音大に学び、その後宮間利之とニューハードのスター・プレイヤーとして6年間在籍していたそうで、所々で琴をフィーチャーしたりと曲調が二転・三転する11分強に及ぶ大作。
ラストは再びチック作の曲でRTFの代表曲
「ラ・フィエスタ」で〆 ライナーによると、スイング・ジャーナル賞と優秀賞を獲得する決め手となった演奏だったらしく、なる程納得の快演と存じます。素晴らしい!
愛知学院大学スィンギング・オール・スターズ – ナイト・スプラウト '79 KingA1. Night Sprite
A2. Lonely Time
A3. Manteca
A4. Star Dust
B1.
水底の都 Minazoko No MiyakoB2. La Fiesta
Credit;
Arranged By, Conductor – 藤崎邦夫
Alto & Soprano Saxophone, Flute – 高木徹、浜田芳治
Baritone Saxophone – 山田篤
Acoustic Bass – 仲島千春、塚田博敏
Drums – 奥谷孝
Electric Bass – 仲島千春
Guitar – 山田泰良
Koto – 伴紀良
Percussion – 宮本裕士
Piano – 永井邦治
Synthesizer – 水野浩子
Tenor Saxophone, Clavinet – 野畑道一、尾嶋健二
Trombone – 藤城直司、稲葉朋久、平岩太伸、杉浦徹
Trumpet – 加藤淳、宮地重彦、戸田逸二、松田淳一、浅井憲二
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