ジェシカ(ジェニファー)ウィリアムズはボルチモア出身で、70年代半ばよりサンフランシスコを拠点に活動しておりますピアニスト兼コンポーザーでございまして、本作はマイナー・レーベルClear Cutsよりリリースされた
2ndアルバム「オルゴノミック・ミュージック」
トランペットとフリューゲルホーンで
エディ・ヘンダーソンも参加しておりますその内容でございますが、B2以外は全てオリジナル・ソング。A2以外ジェシカによるライティングでございます。
で、彼女の書く曲が凡そ女性の作品とは思えない渋さでございまして、初っ端A1から
スピリチュアル・フィーリングの男前ナンバーを聴かせてくれます。A2のみ恐らく本作のベーシスト、キム・ストーンによる作曲で、冒頭曲とは一転、幻想的な音を奏でるベースとしなやかなジェシカのピアノプレイが実にマッチした好バラードでございます。エディのトランペットが吹き荒れるA3, A4は息もつかせぬインプロ的展開をみせる鬼スピリチュアル・ナンバーで、知られざる80's JAZZ名演と存じます。
レコードをひっくり返しまして。B1はほぼジェシカ嬢によるピアノの独壇場でございます。B2は本作で唯一のカヴァー、コルトレーンの
「Dear Lord」を軽やか&鮮やかに演奏してございます。B3では再びエディのペットが火を噴き、タイトルからは想像し難いミステリアス・ナンバーのB4と聴きごたえ十分、捨て曲なしの強力アンダーレイテッド名盤と存知ます。
Jessica Jennifer Williams – Orgonomic Music ’81 Clean CutsA1. The Weapon Of Truth
A2. Krieselwelle
A3. Up The Entropy Slope
A4. Experiment XX
B1. Longing
B2. Dear Lord
B3. The Demise Of Armored Man
B4. To The Children Of The Future
Credits;
Bass – Richard Saunders & Kim Stone
Drums – Dave Tucker
Guitar – Henry Robinette
Piano – Jessica (Jennifer) Williams
Produced By – Jack Heyrman
Recording – Paul Goodman
Tenor Saxophone – Jim Grantham
Trumpet & Flugelhorn – Eddie Henderson
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Jessica Williams「Rivers Of Memory」('80 Clean Cuts)Price:
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