ジャック・マクダフは米イリノイ州出身のオルガン・プレイヤー。
グラント・グリーンや
ジョージ・ベンソン等を世に輩出にした人物で、
デビューアルバム「Tough 'Duff」を発表したプレスティッジをはじめ70年代は
BLUE NOTE、カデットといったレーベルからアルバムをリリース。実に多作なアーティストですが、本作はカデットからの74年作「ザ・フォース・ディメンション」
録音にはドラム&パーカッションで
グラディ・テイト、ギターで
ジョー・ベックや
ジミー・ポンダー等が参加しいます。
収録曲はA4「Half Breed」, B2「All Is Fair In Love」以外はマクダフ作曲によるオリジナル・ソング(A2「Rolling Stone」はオリバー・セイン) A4はAl Capps, Mary Dean作、73年にビルボード1位を獲得したCher の大ヒット曲
「Half Breed」カヴァー。本作で唯一ヴォーカルをフィーチャーした曲で、歌っているは以前ブログに登場した
Jean Dushon。
前述B2は名盤
Stevie Wonder「Innervisions」より
「All Is Fair In Love」を選曲。ブルージーでナイスなアレンジです。
全般的にファンキーですがドス黒い印象ではなく、天一(ラーメン)でいう"こっさり"みたいな感じで(初めて先輩がお店で注文しているのを聞いた時"何言ってんだ"と思いましたがw)スタイリッシュ且つクールなサウンド。
当店的に本盤のハイライトを挙げるならば盤イチ高速チューンのA3タイトル曲、当方が
SOULMEETINGコンピでチョイスした、ピー・ウィー・エリスのフルートを大々的にフィーチャーしたB1「The City Bump」でしょうか。