67年の発表でアトランティックからは第3弾となるアルバム「ザ・テンダー・ストーム」
65年に公開されたタイトルと同名のブロードウェイ・ミュージカルのテーマ曲で、Alan Jay Lerner, Burton Lane作のB1「On A Clear Day (You Can See Forever)」。例を挙げたらきりがないくらい男女問わずベテラン、アマチュア問わずカヴァーされておりますポピュラーなナンバーですが、本作ではボッサ風にアレンジ。B2「A Nightingale Sang In Berkeley Square」は戦前にEric Maschwitz, Manning Shaerwinによって書かれた英国産のロマンティックなポピュラー・ソングで、
ナット・キング・コールの歌唱によって一層知られるようになったナンバー。本作ではインストゥルメンタルによるヴァージョンで、当方には寧ろインストだからこそロマンティック
に感じられ、且つ癒される好カヴァーと存知ます。ちなみにこの曲のみドラムスはビリー・ヒギンスが務めています。最後もヴォーカルのイメージが強い曲ですが、サックス奏者では
ソニー・ロリンズの演奏などが有名でしょうか。ここでエディは楽器をバリトンに持ち替え、ロリンズに負けず劣らずの演奏を披露しており、他のメンバーも含め演奏面で言えば盤イチの素晴らしさ。ジャケット・デザインも秀逸なオリジナル
MONO盤、赤紫レーベルでス!
Eddie Harris – The Tender Storm '67 AtlanticA1.
When A Man Loves A WomanA2. My Funny Valentine
A3. The Tender Storm
B1. On A Clear Day (You Can See Forever)
B2. A Nightingale Sang In Berkeley Square
B3. If Ever I Would Leave You
Credit;
Tenor Saxophone - Eddie Harris
Piano - Cedar Walton
Drums - Billy Higgins & Bobby Thomas
Bass - Ron Carter
Recording Engineer - Tom Dowd
Art Direction - Stanislaw Zagorski
- その他のエディ・ハリス作品 -・
Eddie Harris – Exodus / Alicia ('61 Vee-Jay)