の"フラッパー"とはフランス語で"ハートを打つ"といった意味で、日本語で言う"ときめき"(これに代わる外国語はないようです。日本だけのセンス)に近い恋を表現したもの。で、本作の次が
改めて個々のジャケットを見る。「FLAPPER」は一見お茶目な表情の彼女ですが(ファッションも含め)濃い目のチークなど正に"恋してる"、"ときめいている"雰囲気で、一方本作では薄明かりの部屋で黒いドレス、タバコを吸う物憂げな表情の
美奈子さん。恋に破れたのかどうかは知る由もありませんが、晴れてる日もありゃ雨の日もあり、日は昇りまた沈む。夏が過ぎれば秋、そして冬を迎えるのでございます。また、春が来る。
当方の勝手な想像で申し上げますと、失恋だったりその他のしがらみを吹っ切るべく、次回作で彼女は海外(LA)へと向かいます。それが「Let's Do It」(ジャケットの美奈子さんはどことなく表情が硬いですが)ほんとかどうかはいざ知らず、「FRAPPER」以降の3枚は実に生々しいと同時にそのサウンド然り、彼女の黄金期のアルバムと存じます。
あとは何と言ってもA5「恋は流星」でしょう。この曲もこれまでの彼女にない、印象的なトランペットのパートがありますが、そのタイトルのネーミング・センス込みで個人的には3本の指に入る、正に屈指のジャパニーズ・ソウルと存じます。
吉田美奈子 (Minako Yoshida) – Twilight Zone ’77 RCAA1. Twilight Zone (Overture)
A2. 恋 Love
A3.
駆けてきたたそがれ Runnner A4. メロディ Melody
A5.
恋は流星 Shooting Star of Love B1.
Uptown ※ ライブ音源です B2.
Raspberry Slope B3. さよなら Say Just Good-By
B4.
Twilight Zone ※ ライブ音源ですCredit;
Produced By - Minako Yoshida & Tatsuro Yamashita
Engineer, Re-Mixed By - Shizuo Nomiyama
Minako Yoshida - Piano, Electric Guitar, Percussion & Vocals
Kenji Takamizu - Bass
Shuichi Murakami - Drums
Kenji Omura & Tsunehide Matsuki - Electric Guitar
Tsunehide Matsuki - Acoustic Guitar
Motoya Hamaguchi - Percussion
Haruomi Hosono - Gut Guitar
Tatsuro Yamashita - Vibe, Percussion & Backing Vocals
Hiroshi sato & Shunsuke Miyazumi- Hammond Organ
Kazuo Shiina - Violin
Kenji Nakazawa - Trumpet & Flugel Horn
Masakatsu Ohara - Trumpet
Shigeharu Mukai & Tadanori Konakawa - Trombone
Hiroshi Okazaki - Alto Sax
Kosuke Ichihara - Tenor Sax
Shunzo Sunahara - Baritone Sax
Shozo Nakagawa - Flute
Keiko Yamakawa - Harp
Art Director - Kenkichi Sato
Photography By - Koichi Miyazaki
- その他の美奈子さん作品 -・
吉田美奈子「Minako」(’75 RCA)・
吉田美奈子「Minako Ⅱ Live at Sun Plaza Hall Octber 3, 1975」(’75 RCA)・
吉田美奈子「フラッパー」(’76 RCA)・
吉田美奈子「愛は思うまま LET’S DO IT」(’78 Alfa)Price:
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