彼女の
デビュー作となる1973年発表のセイムタイトル・アルバム!
プロデュースはクラプトン等の作品を手掛けたことでも知られるWarner/Repriseのレニー・ワロンカーとHannibal Recordsの設立者でもあるジョー・ボイド。
Jimmie Rodgersがオリジナルで、
ビリー・ホリデーもカヴァーした(この曲のみギターは
ライ・クーダーが弾いています。あとはほぼDavid Nicktern)「Any Old Gtime」にはじまり、ビルボードPOPチャートで最高6位を記録し、わが国では
FREE SOULに収録されたことで知られた彼女の代表曲A2「真夜中のオアシス」。作者はこの曲のヒットでその名が知られることとなった前述デヴィッド・ニックターンで、ストリングス・アレンジはニック・デカロ。
ドリー・パートンがオリジナルであり自身の作曲であるA3「My Tennessee Mountain Home」, 再びデヴィッド・ニックターン作A4「I Never Did Sing You A Love Song」, 後に姉妹フォーク・デュオKate & Anna McGarrigleを結成するケイト作のA5「The Work Song」, 古いBLUESナンバーで、作者でもある
Blu Lu Barkerの歌唱がオリジナルのB1「Don't You Feel My Leg (Don't You Get Me High)」, 大好きな
ダン・ヒックスのナンバーB2「Walkin' One And Only」, Ron Daviesの曲で、同じ年に
ヘレン・レディもカヴァー(アルバム・タイトルでもあります)B3「Long Hard Climb」, 本作と同じ73年にリリースされたWendy Waldman
「Love Has Got Me」カヴァーのB5, 同じくウェンディのライティングによるB6「Mad Mad Me」(翌年74年にリリースした
2ndアルバム「Gypsy Symphony」でそれぞれ
セルフカヴァーしています)まで、渋い選曲と彼女の良い意味で気の抜けたというか浮世離れしたヴォーカルがマッチした唯一無二の名盤でス!