本日誕生日のラリー・カールトンがクルセイダーズの正式メンバーとなって初のアルバムで、1973年に発表された通算7枚目「サザン・コンフォート」 「Crusaders 1」 と同じくチェンジャー対応 A & D, B & C面仕様のLP2枚組見開きジャケットで、「The Crusaders」ロゴも本作よりお目見え。プロデューサーは前作「Scratch」('73)に引き続きスチュワート・レヴィン。収録曲は全てメンバーの作曲によるオリジナル・チューンで構成されています。
ウェイン・ヘンダーソン作の冒頭曲「Stomp And Buck Dance」は、ブンブンの黒いベースラインが印象的で、リズミカルなドラムにホーン隊が絡んだJAZZ FUNKチューン。Redman「Let Da Monkey Out」でサンプリングされています。BLUESフィーリングの楽曲にトーキング・モジュレーターをあしらったスティックス・フーパー作のA2「Greasy Spoon」、ROCKフィーリングのジョー・サンプル作B1「Double Bubble」, 本作で唯一ラリーが作曲したB2「The Well's Gone Dry」、ジョー・サンプル作で、個人的に本作の白眉に挙げたいB4「Time Bomb」、Saukrates feat. Marvel「Hate Runs Deep」ネタのC1「Lilies Of The Nile」、本作きっての長尺で9分に及ぶ大作で、彼が書き下ろした曲では最も秀逸なD1「Whispering Pines」、サンプリングソースとしても人気のD2「A Ballad For Joe (Louis)」まで、流石の全12曲を収録していまス!